意外と知られていない食中毒の常識!?
どうも、ヨルです。
暑くなってくると気をつけないといけないことがあります。
それは食中毒です。
食事は毎日するものだから、自分や周りの安全の為にしっかり知識を持っておきましょう。
食中毒って?
食中毒とは細菌やウイルス、有毒な物質がついた食べ物を口にすることで、下痢や腹痛、発熱、吐き気などが起こり、最悪命にも関わる大変な病気です。
食中毒にかかりやすい時期として6月から9月頃が多いです。
これは気温が高いと細菌が育ちやすい環境になり、急激な増殖をすることが原因です。
もちろん、夏場だけ気をつければいいという訳ではなく冬場はウイルスによる食中毒が流行るので一年中注意しなければいけません。
細菌自体は人や動物、土、水などの自然物に存在します。
細菌がついた手などで食品に触れて放置しておくと細菌が増殖し、それをそのまま摂取すると危険です。
細菌が増えないようにしっかり対策することが大切です。
腐敗菌と食中毒菌は別物??
こんな実験結果があります。
主婦の方に食中毒のついている弁当はどれか選んでもらう実験を行なった。
どちらかに必ず食中毒菌がついているとする。
一つは悪臭があり、見た目からべとつきがある弁当。
もう一つは匂いも見た目も気にならない弁当。
主婦の方が選んだのは一つ目の弁当でした。
これは腐敗菌によるもので、腐敗菌は匂いやネバネバの原因になる菌で発酵作用と呼ばれます。
食べても、必ず病気になるとは限りません。
一方、2つ目の弁当は食中毒菌がついているもので、見た目や匂いが変化を与えるとは限らず、判別できないのが厄介です。
食べると病気になります。
つまり、見た目だけでは判断しないよいにしましょう。
加熱をしても菌は生き残る可能性がある!?
食中毒対策として加熱が常識と思っている方は多いと思います。
もちろん、加熱することは正しいです。
しかし、加熱しても死なない「ウェルシュ菌」ってご存知でしょうか?
ウェルシュ菌は空気が苦手な細菌で、カレーなどの煮込み料理をすると空気が少ない鍋底で増殖する可能性があります。
ウェルシュ菌は芽胞と言われるカプセルのような状態になります。この芽胞は100度で6時間加熱しても死滅しません。
食べる前に加熱すれば大丈夫というわけではないので気をつけましょう。
ウェルシュ菌の増殖を防ぐにはカレーなどの煮込み料理は苦手な酸素に触れさせながらかき混ぜて加熱し、粗熱が取れたら小分けして冷蔵庫で保存をすることが大切です。
手洗いは逆効果!?
食品を扱う前は手洗いをするということは小さい頃から言われていることだと思います。
でも、手洗い方法によって逆に菌が増えてしまうことがあるってご存知ですか?
これは、中途半端に手を洗ってしまうと手のシワや爪の端のくぼみにたまっている菌が掻き出され手のひらに広がってしまうことで逆効果となり、菌が増えてしまうことがあります。
手を洗う際は石鹸をしっかり泡だてて手のくぼみやシワしっかり掻き出しながら20秒以上しっかり洗うことを心がけましょう。
最後に
手には様々な菌がついていることがあります。物を食べる際はしっかり手を洗い、調理する際は道具を除菌をしてから使用することをしましょう。
肉などは生では食べずにしっかりと加熱して食べましょう。
食中毒にかからないように日頃から意識して対策をしていましょう。
それではまた。